はじめに
投資の世界に新たな風を吹き込む「FOLIO ROBO PRO」。その魅力とは一体何なのでしょうか。今回は、この新しい投資プラットフォームのメリット、デメリット、使い心地について徹底的にレビューしていきます。
FOLIO ROBO PROとは!?
FOLIO ROBO PROは、2020年1月15日にスタートした投資一任型のロボアドバイザーサービスです。これは、株式会社FOLIOがこれまで提供していた「おまかせ投資」「テーマ投資」とは一線を画した新しい形式の投資サービスです。
このサービスは40以上の指標を学習したAIを活用しており、相場の動きを先読みして最適なポートフォリオを構築・維持します。これにより、プロの投資家も利用する高度な分析と戦略が一般の投資家にも手軽に利用できるようになっています。
実績
サービス開始から2023年3月31日までの約3年間で、FOLIO ROBO PROは+43.80%のパフォーマンスを記録しています。これは、AIが効果的に相場を分析し、適切な投資判断を下している証拠です。
対象ユーザー
FOLIO ROBO PROは、分散投資を探求する経験豊富な投資家から、投資をこれから始める初心者まで、幅広い層に利用価値の高いサービスと言えます。その先進的なAI技術とユーザーフレンドリーな機能が、多様なニーズに応える投資の新たな選択肢となっています。
FOLIOのメリット
ユーザーフレンドリーなインターフェイス
FOLIOの最大の魅力は、その使いやすさにあります。直感的に操作できるUI/UXデザインは、投資初心者でも気軽にスタートできる環境を提供しています。
テーマ投資の導入
「AI」「自動運転」「再生医療」といった様々なテーマから選び、そのテーマに連動した銘柄への投資が可能です。これにより、個々の銘柄を研究する手間が省け、効率的に分散投資を楽しむことができます。
スマホアプリの使いやすさ
FOLIOのアプリは、スマホ一つで投資を管理できる利便性と、その直感的な操作性で評価が高いです。パソコンがない環境でも手軽に投資活動が行えるため、投資のハードルが一層下がります。
FOLIOのデメリット
NISA口座非対応
残念ながらFOLIOはNISA口座に対応していません。非課税メリットを享受したい方は、他の証券会社の利用をおすすめします。
個別株への投資制限
FOLIOはテーマ投資に特化しているため、個別の銘柄への直接投資はできません。個別銘柄に強い興味を持つ方は、これをデメリットと感じるかもしれません。
出金手数料
他の証券会社と比較して、出金手数料が300円(税込み)かかるのは気になるポイントです。小額の投資や頻繁な出金を考えている方は注意が必要です。
FOLIOと他の投資プラットフォームの比較
FOLIOとSBI証券の「テーマキラー」との比較では、それぞれにメリット・デメリットがあります。テーマキラーはNISA対応で、最低投資金額がFOLIOよりも低い一方、操作性やロボアドバイザー機能に劣る面も見受けられます。
まとめ
FOLIOは、テーマ投資を核にした新しいスタイルの投資プラットフォームです。その使いやすさと、様々なテーマから選べる投資オプションは、投資初心者から経験者まで幅広い層に魅力を提供しています。しかし、NISA非対応や出金手数料など、改善の余地もまだ残っています。
将来的なアップデートにも期待しつつ、自分の投資スタイルとFOLIOのサービス内容をしっかりと照らし合わせ、メリットを最大限に活かしながらデメリットを補完する方法を探ることが、賢い投資と言えるでしょう。